The Garden

猫の管理人が主の趣味を徒然なるままに綴りました

  「あっ、中嶋さんハム、雪ですよ、ほら!」
  ベッドから飛び降りた俺は少し興奮気味に窓へと走り寄った。そこから見えるは一面の銀世界。真っ白な新雪には、まだ誰の足跡もついてなかった。やった!一番乗りだ!俺はタ~ッとドアへ駆け出した。でも、突然、中嶋さんハムにムギュッと首根っこを捕まえられてしまった。
  「痛っ・・・痛いですよ、中嶋さんハム!」
  「そんな格好で出たら、ねずみと間違われるぞ」
  「ねずみと一緒にするなんて酷いです!俺は立派なハムです!」
  プウッと剥れた俺は鏡へ目を走らせた。そこには小さな耳のついたフードを被り、牛さんパジャマを着た自分が映っていた。ほら!どこからどう見てもハムにしか見えないじゃないか!なのに、中嶋さんハムが離してくれないので、俺はパタパタと手足を動かした。
  「やあ~、早く行かないと~、雪~」
  「暴れるな」
  「だって~、雪ですよ、雪~」
  「啓太ハム、お仕置きされたいのか?」
  「い、いえ・・・」
  しゅんと俺は大人しくなった。中嶋さんハムを怒らせたらテチテチどころじゃなくなっちゃう。でも、やっぱり納得出来ない俺は中嶋さんハムを甘えた瞳でウルウルと見つめた。すると、中嶋さんハムは盛大なため息をついた。
  「少し待っていろ」
  そして、中嶋さんハムはクローゼットの中から自分の黒のコートを取り出し、俺の肩に掛けてくれた。あっ、そうか!ハムは暑さ寒さに弱いから心配してくれたんだ!俺は嬉しくなって中嶋さんハムにチュッと掠める様なキスをした。
  「有難うございます、中嶋さんハム」
  「誘っているのか、啓太ハム」
  「えっ!?そ、そういう訳じゃ・・・」
  「ふっ、冗談だ。今のはクリスマス・プレゼントということにしておいてやる」
  中嶋さんハムはシニカルな微笑を浮かべた。あっ、ずるい!俺は小さく頬を膨らませた。
  「なら、俺にも下さい」
  俺はキュッと中嶋さんハムに抱きついた。雪は好きだけど、中嶋さんハムのプレゼントはもっと欲しいから。
  「良いだろう」
  中嶋さんハムは僅かに口の端を上げた。そして、どちらからともなく・・・
  「Merry Christmas」
  それから後は俺達だけの秘密の時間・・・♪

 
テーマ:二次創作 - ジャンル:小説・文学
    posted at 08:12 | はむはむヘヴン | TB(0) | CM(2)

この記事に対するコメント

ハムでも中嶋さんはカッコいい
何だかんだと言いつつも中嶋さんハムは、気使いのできるハムですね。ハムの中嶋さんはどんなお仕置きをするんだろう?とか思ってしまいますが・・・(笑)。
秘密の時間に何をしているのか気になりますね、中嶋さんなだけに・・・(^_^;)
【2009/01/12 15:43】 URL | pote #HfMzn2gY [ 編集 ]

人でもハムでも二人はラヴラヴ・・♪
秘密の時間は結構、密かに気になっています(笑)ハムでも中嶋さんなだけに、あ~んなことや、こ~んなことでしょうか(*^。^*)

ハムなのに文化的な二人(?)の生活・・・ああ、想像すると楽しいです♪
【2009/01/12 19:49】 URL | Grace #- [ 編集 ]


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