The Garden

猫の管理人が主の趣味を徒然なるままに綴りました

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番外編 はむはむヘヴン 中嶋さんハムBD編

  今日は大好きな中嶋さんハムの誕生日。
  いつも冷たくて、ちょっと怖いけど、本当はとっても優しいハム。王様ハムのサポートも今日は早く終わったから部屋にいると思ったのに、どこ行っちゃったんだろう・・・
  俺は中嶋さんハムをあちこち探し歩いて、とうとう野原に辿り着いた。もう十一月も中旬を過ぎ、少し肌寒い。くしゅっとくしゃみが出る。空を見上げれば、沢山の星が光ってた。
  「中嶋さんハム・・・」
  こんなに探しても見つからない。どうせなら、今日中に渡したかったのに。小さな包みをキュッと胸に抱え、俺は少し切なくなってクスンと鼻を鳴らした。そのとき、あの耳障りの良い低い声が聞こえた。
  「啓太ハム、こんな処で何をしている?」
  「・・・中嶋さんハム」
  嬉しそうに俺が振り返ると、大きな木の後ろから中嶋さんハムが現れた。軽く眼鏡を押し上げる。それは中嶋さんハムの癖だけど、そんな些細な仕草までもが格好良い。俺は暫く見惚れてしまった。
  「啓太ハム」
  「あ・・・えっと、俺、ずっと探してたんですよ」
  「そうか」
  「どこかへ行くなら、俺にも声を掛けてくれれば良かったのに。お陰で、二千テチテチは歩かされました」
  照れ隠しにプウッと脹れる俺を見て、中嶋さんハムは小さく口の端を上げた。そして、言った。
  「ここで星を見ていた」
  「中嶋さんハムは星が好きなんですか?」
  何だか意外な気がして、俺はコクンと首を傾げた。いや、と中嶋さんハムは呟いた。
  「だが、見ていて厭きない。ハムの心と星だけは望んでも手に入らないからな」
  中嶋さんハムは、じっと俺を見つめた。いつも自信に満ちたハムだけど、今夜の中嶋さんハムはちょっと不安そう。きっとこんな寒い場所で一人でいたからだ。でも、もう大丈夫。俺が見つけたから・・・
  俺は静かに微笑んだ。
  「俺の心は中嶋さんハムのものですよ」
  「ああ・・・知っている」
  「それに、中嶋さんハム、あの星は無理だけど代わりの物なら・・・ここにあります」
  大切に持っていた包みを俺は中嶋さんハムに差し出した。ふわりと解けるそれを中嶋さんハムが不思議そうに見つめる。そこには白とピンクの金平糖が二つ。
  「ほら、星と同じ形をしてるでしょう?俺から中嶋さんハムへ誕生日プレゼントです」
  「・・・」
  無言で中嶋さんハムは一つ摘まんで口に入れた。お前も食べろと瞳が言う。俺もピンクの金平糖を一つ食べた。
  「甘い・・・」
  「確かに甘いな。だが、たまには・・・悪くない」
  「誕生日おめでとうございます、中嶋さんハム」
  「ああ」
  穏やかに微笑んだ中嶋さんハムが俺の手を取った。しっかりと繋いで、二人静かに暫く星を眺める。でも、それから後は俺達だけの秘密の時間・・・♪
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この記事のコメント

星を見ている中嶋さんというのもあまりなさそうですが、似合うといえば似合うかもしれませんね。夜が似合うので星も似合うのかな?

甘い物をあまり食べない中嶋さんでもハムだと金平糖を食べてても、何だか自然と言うか中啓なのに和んでしまいます(笑)。2人のハムが見る星空はきっととても広いんでしょうね?
2009-01-13 Tue 23:24 | URL | pote #HfMzn2gY[ 内容変更] | top↑
中嶋さんだと想像し難い状況ですが、ハムなので良いかなと思いました。啓太も人ならさすがに金平糖と星を同列には語れないです。ハムは可愛く、ほのぼの路線でいきたいです。でも、やっぱり中嶋さんハムは少し捻くれているかも(笑)
2009-01-14 Wed 23:20 | URL | Grace #-[ 内容変更] | top↑
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