The Garden

猫の管理人が主の趣味を徒然なるままに綴りました

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番外編 はむはむヘヴン 啓太ハムBD編 (和啓ver.)

  「こっちだよ、啓太ハム」
  和希ハムに手を引かれ、俺は小高い丘の斜面を登ってた。
  今日は俺の誕生日。和希ハムが何かプレゼントをくれるらしいけど、こんな処に何があるのか俺にはさっぱりわからなかった。だって、この先は人の世界だから。
  「和希ハム・・・一体、どこまで行くの?」
  「もう直ぐだよ、啓太ハム」
  少し不安になった俺を励ます様に和希ハムが微笑んだ。うん、と俺は頷いた。やがて俺達は頂上に辿り着き、一本の大きな木の根元に並んで腰を下ろした。
  「疲れた?」
  「うん、少し。ねえ、和希ハム、ここに何があるの?」
  「そろそろだと思うんだけど・・・あっ、来た」
  和希ハムの指差す方を見ると、野原の真ん中に人が立ってた。和希ハムが耳をそばだてたので、俺もそれに倣って息を潜めた。すると、その人がおもむろに歌い始めた。
  「・・・っ・・・!」
  それを聞いた瞬間、俺の全身の毛がぶわっと逆立った。背筋がぞくぞくして、心が熱くなる。気がつくと、俺は感動のあまりポロポロと泣いてた。
  「・・・啓太ハム」
  和希ハムが指で優しく俺の涙を拭ってくれた。
  普段、人の世界には絶対に近づくなって言う和希ハムが俺をここまで連れて来た理由がやっとわかった。この広い世界で俺はただの小さなハムだけど、愛し愛される幸せを知ってる。二人の響きが一つになって奏でる無言の調べは、この歌声に良く似てた。
  俺は満たされた気持ちで和希ハムの肩に寄り掛かった。
  「啓太ハム」
  「・・・暫く、こうさせて」
  「ああ」
  爽やかな風に吹かれながら、俺達は一緒にその歌声に聞き入った。人の言葉だから意味はわからないけど、そんなものを越えた力と存在感が胸を打つ。
  「誕生日おめでとう、啓太ハム」
  「有難う、和希ハム」
  そうして、どちらからともなくキスをした。それから後は俺達だけの秘密の時間・・・♪
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この記事のコメント

いつもながら秘密の時間が気になってしまいますが・・・(^_^;)
しかし音楽と言うのは言葉がわからなくても、感動できてしまうと言うところがすごいです。言霊と言うやつなんでしょうかね?

小さなハムが寄り添って静かに歌声に耳を傾けてる姿が、とても安らぐ感じがします。
2009-04-30 Thu 18:43 | URL | pote #HfMzn2gY[ 内容変更] | top↑
Susanの歌声を聞いて閃いたのが一目瞭然の話です(笑)さすがにハムは劇場へは行けないので、音楽の才能のある誰かが野原で歌の練習でもしていることにしました。

最近は温かくなったので、誰もいない野原で過ごす秘密の時間は・・・艶々していたりして(笑)
2009-05-01 Fri 03:49 | URL | Grace #-[ 内容変更] | top↑
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