The Garden

猫の管理人が主の趣味を徒然なるままに綴りました

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少し改装♪

本日、『其は何を映す瞳 11』をUPしましたが、数が増えたのと『其~』の次もCoCリプレイ風SSになる場合を考え、纏めて『Ala carte』に移動することにしました。Topと更新情報に書いてありますが、一応、ここでも告知しておきます。

『其~』は終に二人が行方不明になりました。十二年前の事件といい、まさに『ひぐらし~』的な展開です。西園寺さん達はこれをどう解決するのか。また、王様の殺意が徐々に高まっているので書いていて楽しいのですが・・・本当にあと二話で収まるか不安です。後日談は別の章にしようかな。
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究極の選択・・・

入院中に本当に困った究極の選択を迫られたので、それをSSにした・・・


実録ヘヴン



第五話 看護師七条編
  初めての手術を終え、啓太は術後の患者が入る病室で静かに横たわっていた。まだ麻酔が効いているのか、痛みは全くない。強いて言えば、暫く絶食のため栄養を点滴している左腕が微かに痛むだけだった。
  暇だな、と啓太は思った。
  そこは二人部屋で、ベッドの間は白いカーテンで仕切られていた。啓太は窓側、廊下側には年配の男がいると術前に聞いて知っていた。その人は眠っているかもしれないので、啓太は一人静かに外を眺めることにした。すると、誰かが隣の男の元へ来て声を掛けた。どうやら医師と看護師らしい。彼らの話が聞くともなしに啓太の耳に入って来る・・・
「手術は成功です」
  医師がそう告げると、隣の男から安堵の吐息が零れた。
「良かったですね」
  看護師の優しい言葉に男は小さく礼を言った。やがて医師が病状の説明を始めた。その内容から隣の男が睾丸の手術を受けたことがわかった。片方が大きく腫れてしまったらしい。同室なので仕方ないとはいえ、それは他人に聞かれるにはかなり恥ずかしいに違いない。その医師にはデリカシーがないのだろうか。
(でも、そんなこと言ってられないのか。手術が終わったら、どうだったか早く知りたいだろうから先生も説明してるんだよな。そこは我慢しないといけないんだ、きっと)
  そう思ったものの、啓太は同じ患者として隣の男に少し同情した。
  説明を終え、医師が部屋から出て行った。すると、今度は看護師が啓太の元にやって来た。
「担当の七条です。宜しくお願いします」
「あっ、宜しくお願いします」
  横たわったまま、啓太は小さく頭を下げた。七条は優しく言った。
「痛みはありませんか、伊藤さん?」
「大丈夫です」
「何かあったら、直ぐにナース・コールを押して下さいね」
「わかりました。有難うございます」
「今から抗生物質の点滴をしますね」
  七条は優しく微笑んだ。啓太はその丁寧な物言いに安心して目を閉じた。このまま、眠ってしまうつもりだったが、再び七条が話し掛けてきた。
「伊藤さん、今、お小水出来ますか?」
「えっ!? 今ですか?」
  内心、啓太は驚いて目を開けた。七条が啓太をじっと見つめている。
「やれと言われたら、出来ますが・・・」
  特に尿意は覚えてないので、啓太は少し言葉を濁した。すると、七条は小さく頷いた。
「なら、おまるか尿瓶を持って来ますね」
「・・・はい?」
  一瞬、啓太は耳を疑った。何か変な単語が聞こえた・・・
「あ・・・えっと、トイレに行ったら駄目ですか?」
  遠回しに啓太は七条の提案を拒否した。すると、七条は困った様な顔をした。
「伊藤さんは術後、六時間はベッド上安静なのでトイレには行けないんです。でも、脊柱麻酔では術後の排尿が困難になる場合があるので、早めの確認が必要なんです。若い人におまるや尿瓶はきついと先生には言ったんですが・・・ベッドの上でやるのも慣れてませんしね」
「・・・」
(そんな人いないと思う)
  心の中で啓太は呟いた。
「他には尿道に管を通す方法もありますよ」
「・・・!」
  その言葉に啓太は眩暈がした。
  こんな酷い三択が今までの人生であっただろうか。おまるか尿瓶か尿道カテーテル・・・しかも、薄いカーテン一枚で仕切られた隣のベッドには年配の男がいる・・・
(全部、嫌だ~!)
  気を取り直した啓太は必死に七条に頼み込んだ。
「何とかトイレで出来ませんか?」
「なら、先生に少し相談してみますね」
  七条は小さく頭を下げて出て行った。
  医師の返答次第で究極の選択を迫られる啓太の身は最早、風前の灯火だった。今頃、きっと隣の男も先刻の自分の様に同情しているに違いない。やっぱり医師にデリカシーはない、と啓太は確信した。そして、多分、看護師にも・・・
(わ~ん! おまるも尿瓶もカテーテルも・・・全部、嫌だ~!)
  心の中で啓太がそう強く叫んだとき――・・・
「伊藤君」
「・・・!?」
  ハッと啓太は目を醒ました。
  そこは会計室のソファの上だった。いつの間にか、うたた寝をしていたらしい。
「あ・・・七条さん」
「どうかしましたか、随分とうなされていましたが?」
  七条が心配そうに啓太の顔を覗き込んだ。啓太はガバッと起き上ると、大きく首を振った。
「だ、大丈夫です。何か変な夢を見てしまって・・・」
「夢ですか。最近、僕は夢占いに凝っているので少し聞かせて貰えませんか?」
「えっと・・・良く覚えてないので、すいません」
(あんな変な夢、人に話せる訳ない)
  更に追求される前に啓太は慌てて立ち上がった。嘘をついているせいか、少し気まずい。
「あの・・・俺、そろそろ生徒会室に戻りますね」
「わかりました。またいつでも来て下さいね」
「はい・・・それじゃあ、失礼します」
  ペコリと頭を下げて啓太は急いで会計室を後にした。その後ろ姿を見送って、ふふっ、と七条は小さな微笑を浮かべた。
「やっぱり伊藤君は素直ですね。出来れば、教えて欲しかったのですが・・・僕が囁いたおまると尿瓶で、一体、どんなも夢を見たのか」
  しかし、きっと啓太は話さないと予想していた。だから、今度はもっと明け透けな性格の人で試すことにした。
「でも、そのためには丹羽会長をまずは眠らさないといけませんね。トノサマが直ぐに見つかると良いんですが」
  背中で黒い翼が楽しそうに揺れた。そして、七条は丹羽を気絶させるためにトノサマを探しに行くことにした。
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初めての入院

先月上旬に『其は何を映す瞳 9』をUPしてから間が空いてしまいましたが、実はあの後、消化器系の疾患で入院することになり、今日、漸く退院しました。即日入院・手術だったのでBlogで予め知らせることも出来ず、内心、とてもやきもきしました。気になっていた旧サイトからの転送状況を確認出来てやっと一息つけました。更新は今週末から再開したいと思います。

入院中は様々なことがありました。ずっと点滴だったのでトラブルが多く、正直、手術より点滴漏れの腕の方が痛かったです。食事は同室の人が言うには美味しかったそうですが、私は絶食とおもゆ・・・その後は三分粥だったのであまりわかりませんでした。小腹が減って売店で買ったパンをこっそり食べたら平気だったので、冒険してコロッケにしたら気分が悪くなって反省しました。自宅に帰った今もまだ三分粥なので、体調に合わせて徐々に食事を戻せたらと思います。他にも色々ありますが、中でも面白かった(?)エピソードを実録SSにしたので、近日中にUPします。

健康第一、偏食をなくしましょう・・・散々言われた言葉です(笑)
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