The Garden

猫の管理人が主の趣味を徒然なるままに綴りました

今月はサイト運営を一時休止させて頂きます

今月は私事が立て込みそうなため、色々考えましたが、サイト運営を一時休止することにしました。申し訳ありません。

先週末の帰宅後、大阪の祖母がお盆を越せるか微妙な状態ということを知りました。いつ大阪へ行くことになるかわかりませんが、取り敢えず、準備だけはしておくように言われました。そんな状況なので、更新予定を書いても守れる自信がありません。今週末に二周年記念の中啓SSをUPする予定でしたが、おめでとうの気分ではないので来月に持ち越すことにしました。

9/5から今まで通りに更新するつもりなので、そのときはまた宜しくお願いします。
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番外編 はむはむヘヴン 石塚さんハム片想い編 (中啓ver.)

  「あれ?どこいったんだろう・・・」
  眩しい晴天の中、俺は風に飛ばされた帽子を探し回ってた。藪の中や木の洞を色々覗いたけど、どこにもない。早く見つけないと暑さでバテちゃう・・・
  「う~ん、どこまで転がってったんだろう」
  俺は少し足を伸ばして、今度は泉の方へ行ってみた。緩い丘の上から、ぐるっと辺りを見渡す。でも、こんなに離れた場所から、あんなに小さな帽子は見つけられるはずがなかった。仕方なく、俺はもう少し水辺へ近づいてみることにした。
  「わあ・・・!」
  水際はひんやりしてて、まさにハム好みだった。火照ってた身体が冷えて凄く気持ちが良い。決めた!明日は中嶋さんハムとここでピクニックしよう!俺は帽子のことを忘れて、その考えにすっかり夢中になってしまった。
  すると、丘を下ってきた突風が急に俺の背中を押した。
  「わっ、たたっ・・・!」
  グッとつま先で踏ん張ったけど、軽い俺の身体は前へ傾いた。落ちる、と俺は咄嗟にキュッと目を瞑った。ハムは水に濡れると、体温が下がって弱ってしまう。ど、どうしよう。誰か助けて・・・!
  「伊藤君ハム!」
  「・・・!?」
  そのとき、突然、誰かの腕が後ろから俺を包み込んだ。胸元へ引き込まれ、風圧にも負けない強さで、きつく抱き締められる。俺も夢中でそのハムにしがみついた。
  やがて風が収まった。
  「・・・危ないところでしたね」
  柔らかい声に俺はゆっくり顔を上げた。石塚さんハムが心配そうな瞳で俺を見てる。
  「大丈夫ですか、伊藤君ハム?どこも濡れていませんか?」
  「・・・」
  コクンと俺は頷いた。石塚さんハムは心底、ほっとした顔をした。
  「あまり水に近づいてはいけませんよ、危険ですから」
  「はい・・・」
  石塚さんハムを掴む俺の手に無意識に力が入った。本当に、かなり怖かった。泉に落ちそうになった瞬間を思い出して俺は小さく震えた。それに気づいた石塚さんハムは静かに微笑むと、俺の頭にふわっと何かを被せた。
  「あっ、これ・・・俺の帽子」
  「野原の向こうで風が遊んでいたのを偶然、見つけました。後ほど自宅まで届けようかとも考えましたが、もしかしたら、伊藤君ハムがいるかもしれないと思って探していたのが幸いしました」
  「そうだったんですか・・・有難うございます、石塚さんハム」
  「お役に立てて何よりです。では、一緒に帰りましょう」
  石塚さんハムが優しく言った。
  テチテチと二人並んで歩きながら、いつかここでピクニックするときは石塚さんハムも誘おう、と俺は思った・・・まあ、さすがに明日という気分にはなれないけど。でも、俺はいつも親切な石塚さんハムが大好きだから。本当に有難う・・・石塚さんハム・・・大好き・・・
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